Logic Pro で Native Instruments Battery 4 用のインストゥルメントを作る
ユースケース
「自分で独自に作ったドラムループをスライスして Battery 4 用のインストゥルメントを作りたい」場合などを想定しています。
Battery 4 に ACID WAV (購入したサンプリング素材などはこの形式になっていると思います)を読み込めば自動的にスライスされたものが各キーにアサインされたインストゥルメントが自動で作られます。しかし、自作したドラムループなど、普通の WAV を Battery 4 に読み込んだ場合では単一のキーにアサインされるのみで、スライスされません。この問題を解決する方法となります。
概要
Battery 4 は Logic Pro に付属のサンプラー EXS24 の形式を読み込むことができます。これを利用して Battery 4 にスライスされたインストゥルメントを作成します。
- Logic Pro にオーディオ素材をインポートする
- リージョンを新規サンプラートラックに変換する
- ESX24 用のファイルを生成し、 Battery 4 に読み込む
手順詳細
- Logic Pro にオーディオ素材をインポートします
- リージョンを新規サンプラートラックに変換します
- ゾーンの作成元がトランジェントマーカーになっていることを確認して OK をクリックします
- 作成された EXS24 を開いて edit をクリックします
- 別名で保存をクリックし、 EXS24 形式でファイルを保存します
- Battery 4 で 6. で作成した EXS24 形式のファイルを開きます
その他
僕の環境では Loop という単語が元オーディオ素材の WAV ファイル名に入っているとなぜか Battry 4 で読み込むのに失敗し、 Battery 4 がクラッシュしました。(例:DrumLoop_sample.wav) 理由はわかりませんが、再現性があるので何か予約語のように使われているのかもしれません。読み込みにうまくいかない場合はファイル名の変更を試してみてください。